_____も く じ
MOS資格を独学で取得するために、皆さんは書籍に付属 ( CD-ROM ) している模擬試験を繰り返し学習して 受験に備えていると思います。
この模擬試験を何回も繰り返し実施していると、ある現象に遭遇します。それは「正しく操作しても模擬試験が正解にならない現象」です。
模範解答を見て正しい操作をしても、正解できずに不安になってきます。自分の操作が間違っているのか? 模擬試験のプログラムにバグがあるのか? 原因は分かりません。
MOS試験の当日に同じような問題が出題されたらどうしよう。など心配は尽きません。
模擬試験が正解にならない、この現象は様々な原因により 不正解となっている可能性がります。
「正しく操作しても模擬試験が正解にならない現象」の原因と対策について記事にしてみました。
付属の模擬試験は「正しく操作しても模擬試験が正解にならない現象」が発生して不安になる。

原因 と 対処方法 その①
Office 2016の自動アップデートの影響で、正確に操作しても正解とならない場合があります。
書籍の販売元である出版社のホームページを見に行くと情報が入手できます。
出版社によって違いますが、よくある質問と回答(FAQ)や 訂正・アップデートに情報がありますので検索して確認しましょう。
例えば、MOS PowerPoint 2016 対策テキスト& 問題集の「第2回プロジェクト4タスク2 に不具合」があり、対処方法が記載されています。
MOS PowerPoint 2016 対策テキスト& 問題集 (FPT1620)
第2回プロジェクト3タスク(2)が正解になりません。どうしたらいいですか。問題で指示されているとおりに、スライド「お問い合わせ先」の画像に「線画」の効果、「7pt」のぼかしを設定しても正解にならない現象を確認しています。
【原因】Office 2016の自動アップデートが影響していると思われます。
【対処方法】テキストに記載されている標準解答および、解答アニメーションの操作手順と同様の操作をされている場合、採点が不正解でも正解とみなしてください。
FOM出版 よくあるご質問と回答(FAQ) より
ただし、この 原因に対する【対処方法】 が微妙です。
対策は 「テキスト記載の標準解答および解答アニメーションで操作手順をご確認ください。」
「採点が不正解でも正解とみなしてください。」 と記載されています。
Office 2016の自動アップデートの影響で、問題は最終的に正解にはならないということでしょうか。
この回答だと正解が最後まで分からず、本当の意味で学習にはなりませんね( 笑 )
何回解いても正解とならないこの問題のおかげで、操作が印象に残り学習は完璧となりました。
Office 2016の自動アップデートによる影響で不具合が発生しているこの現象は、他にも沢山報告されていますので学習を完結したい方は、情報をよく確認しましょう。
原因 と 対処法 その②
自分の操作が間違っているのに気づけず、正解とならない場合です。
書籍に記載されている標準解答および解答アニメーションに従って手順を何回も確認しても
正解にならない。 FAQ や ネットを検索しても情報がない。
何回操作しても正解にならず、じつは原因が自分にあって気づかない場合です。
例えば、セルの番地が「絶対参照」だと思い込んで「相対参照」で操作していたり、指定されたオブジェクトの選択を間違えて別のオブジェクトも一緒に選択していたりと勘違いの内容は違うと思いますが、完璧に操作しないと正解とならない模擬試験では、気づかないうちに別の操作をしている場合は致命傷です。
正解していると思い込んで回答を繰り返しているので、この原因は根深く、自分の勘違いに気づかず学習時間も増えてしまいます。
いま一度、操作を確認しましょう。
「絶対おかしいなよ、この問題は!」 と思っていたのに よくよく見直したら操作方法が違っていたという事例が、最高峰の MOSマスター を取得するまでに、全部で5問ぐらいありました。
対策としては、固定概念にとらわれず、標準解答の手順をしっかりとトレースして間違えを見つけましょう。
この原因を克服すると、正確な操作方法が、さらに身につき、得点UPに繋がります。
原因 と 対処法 その③
過程を含め、最初から最後まで 完璧に正しい操作を行っていないために不正解になっている場合です。
そんなに完璧に操作しないといけないの?と思いますが、確かに実務においては、結果が正しければ操作方法や手順が少し違っいても問題にはなりません。
しかし、MOS模擬試験は違います。
完璧な操作を行わないと 判定プログラムが認識できず、得点は加算されず不正解となります。
課程を含めた全ての操作や手順を正確に行わないと正解にならない問題が多くあります。
「こんな操作は実務ではやらないなぁ」とか「もっといい回答があるのに」と思うのですが、残念ながら、自己流で操作すると不正解となってしまいます。
対策ですが、模擬試験に記載されている標準解答および解答アニメーションの操作手順をよく確認して
過程を含めて、正しい操作を確認して身につけるようにしてください。
原因 と 対処法 その④
対処方法 ① ~ ③ を実践しても 不正解になる場合です。
わたくしがMOSマスターを取得するまでに実施した全ての模擬試験のうち、どうやっても 正解にならない問題が 合計で3問ありました。
最後まで何回も挑戦しましたが、一度も正解にならず不正解のままでした。
対策は「あきらめましょう」です。
なにかの原因で不正解となっているわけですが、その原因を追求するのは時間の無駄で大変です。
問題を最後まで解けず本番の試験にのぞむのは、少し不安が残りますがあきらめます。
この時点で問題を何回も解いているわけで、学習の理解度は高まっていますので無視しても大丈夫です。
本番で同じような問題が出題されたとしても、学習が深まっているので正解になる確率が 高いと思われます。
模擬試験の成績を記録しよう
正解にならない問題を特定するため、模擬試験の結果を記録するようにしましょう。
MOS試験に合格するためには、模擬試験の成績を記録して不得意分野を繰り返し学習することが効果的です。
成績を記録するために「成績書記録シート」をダウンロードできるようにしましたのでご利用ください。
■フォーマットはExcelシートになっています。
「正しく操作しても模擬試験が正解にならない現象」は、様々な 原因により問題が発生しています。
今回 ご紹介した対策を実践してみてください。
これは、わたくしの個人的な感覚なんですが、書籍の模擬試験の採点は、本番の採点より厳しいと思っています。
本番の採点プログラムは、沢山の人が受験しており人間の複雑な操作や、個人差に対応するために高度な処理をしていると考えられます。
ある程度、人の操作の違いを吸収して判断していると思われ、正解する操作に幅があり、余裕があるのではないかと思っています。
学習中に実施している模擬試験の問題は、比較的 難しい出題が多い傾向があります。
繰り返し模擬試験を行って、正解率が9割以上なっている頃には、本番で合格できる確率が上がっているはずです。
繰り返し模擬試験を解くことにより実力がついてきますので、MOS受験に挑戦しても問題はないでしょう。
でも油断は禁物ですよ、充分に試験対策を行って試験当日に望みましょう。
以上です。
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