スマートフォンのデュアルSIM機能とは、1台のスマートフォンに 2枚のSIMカードをさして2つの回線を使い分けることができる機能のことです。
2つの携帯キャリアと契約することにより、1台のスマートフォンで電話番号を2つ持つことができます。
・ 災害時に2つの違う回線を使うことで障害リスク軽減して連絡を取りやすくします。
・ 1 つは仕事用に、もう一つは個人用に使うなど、2つの電話番号を利用シーンに合わせて
使い分ける。
・ LINEなどのSNSアカウントを複数持つことが出来る。
・ 音声通話とデータ通信を別々の回線にして運用する事ができる。
メリットが多いので、iPhoneの「デュアルSIM化」を オススメしています。
大規模 通信障害に備えよう。
2021年10月14日には NTTドコモの大規模な通信障害で、データ通信と音声通信が利用しづらい状況で、延べ1290万人に影響が及びました。
2022年7月2日にはKDDIの大規模な通信障害で、au、UQ mobile、povoの携帯電話とau回線利用事業者で音声通話およびデータ通信が利用しづらい状況が、最大約86時間 続きました。
大手でも大規模な通信障害が起こります。障害中は家族や仕事の連絡が取れないので困ります。
いざという時のために1台のスマートフォンに2回線が導入できる「ディアルSIM化」をおすすめします。
最大の問題は料金
メリットの多いデュアルSIM化ですが、最大の問題は料金です。
2つの携帯電話会社と契約をするため、料金が高くなる傾向があります。
今回は、現在使用中の回線に2回線目をほぼ0円で追加してデュアルSIM化を運用方法について解説いたします。
以前は、楽天モバイル 3GBまで 0円/ 月のサービスがあったのですが、サービスが終了したので安い事業者の情報を追加しています。
- 1回線目は SoftBankのメリハリ無制限 で契約 nanoSIMカード導入 料金 → 使い放題 4,480円 /月 ※注1
- 2回線目は 楽天モバイルの eSIM を契約して デュアルSIM化 サービス終了 →
楽天モバイル 3GBまで0円/ 月 - povo2.0 (au) を契約。2枚目は eSIM を導入 料金 → 37円 /月~ 速度制限がかかると最大128kbps
1回線目は使い放題を契約して、2回線目は節約回線を導入しています。
結果、1回線目は、ギガ無制限の使い放題で価格は4,480円 /月、2回線目は 37円/月~で デュアルSIM化できました。
※注1 4,480円 /月を実現するために 家族割り、光セット割を適用しています。
お持ちの iPhone が デュアルSIMに対応しているか
2018年以降のiPhone が、デュアルSIMに対応しています。
日本国内に提供されているiPhoneのデュアルSIMは 、1枚が物理SIMの 「nanoSIMカード」、もう1枚が「eSIM」となっています。
同じサイズのSIMカードを2枚挿せないないので契約時に注意してください。
★対応機種 : 2018年モデル以降(iPhone XSシリーズ)のiPhoneがデュアルSIMに対応している。
iPhone 14
iPhone 13
iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
iPhone 12
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
iPhone XS Max
iPhone XR
Q: SIMとは。 eSIM ってなに。
・ SIM (シム)とは、契約者情報を記録したチップが搭載された小型のICカードです。スマートフォンに挿すことで、契約しているキャリアを利用して通話やデータ通信が可能となります。
・ eSIM(イーシム)は、物理的なSIMカードをスマートフォンに挿さずに、ウェブサイトからキャリアと契約する事で、すぐに利用が可能となるデジタル的なSIMの事です。
・物理SIMカードは「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つのサイズがあります。
・nanoSIM が主流ですが、対応するカードのサイズを間違えると使えませんので事前に確認しましょう。 eSIM は対応している端末でのみ利用可能なので対応を確認しましょう。
機種変更する場合は SIMカードは差し替えることで 、eSIM は移動手続きすることで回線を移動できます。
2回線目を安く契約する
2回線目は「楽天モバイル」か「 povo2.0 」 で、どうでしょうか。
楽天モバイル
楽天モバイルの 料金プラン は 1つでシンプルです。以前は3GBまでゼロ円でしたが廃止されて980円になったのは残念ですが、データ使い放題2980円は魅力です。
お持ちの iPhone も利用可能です。iPhone対応機種
料金を全て「楽天ポイント」で支払うことができるので、楽天でよくお買い物する人は、月々の支払いを0円にすることも可能です。
音声通話は、Rakuten Linkアプリ同士の通話であればどれだけ使用しても無料です。
事務手数料やSIM再発行手数料など8つの料金がゼロ円になる ZERO宣言 も特徴です。
キャンペーン も頻繁に行われており、料金が安いのでデュアルSIM化の2回線目として楽天モバイルがオススメです。
\スマホなのにこんなに安い/
povo2.0 の料金プラン
povo 2.0の 基本料金は 0円です。 データ通信を利用する場合は、ギガをトッピングで小分けで購入します。
0円で使い続けられるわけではなく、6ヶ月間以上(180日間)有料トッピングの購入等がない場合は、利用停止・契約解除となります。
スピード制限は、0円 0GB時点で送受信が最大128kbpsとなります。
180日間 以内に何かの 有料トッピングを購入すれば解約されないので、一番安い有料トッピングの smash.使い放題 220円 を6ヶ月ごとに契約すれば、 月37円 で継続することができます。
povo 2.0 は au 回線を利用しているので通信回線の品質が良いため安定しています。povo2.0は、自分のライフスタイルに合わせてギガをトッピングできるので無駄遣いがなく、デュアルSIM化の2回線目としてオススメです。
「KYZM1QM3」キャンペーンコード
【公式】povo2.0 料金プラン まとめ
povo 2.0 トッピング | 料金(税込み) | 有効期間 | 月額 平均 |
---|---|---|---|
基本料金 | 0円 | — | — |
1GB | 390円 | 7日間 | 65円 / 月 |
3GB | 990円 | 30日間 | 3GB 990円 / 月 |
20GB | 2,700円 | 30日間 | 20GB 2,700円 / 月 |
60GB | 6,490円 | 90日間 | 20GB 2,163円 / 月 |
150GB | 12,980円 | 180日間 | 25GB 2,163円 / 月 |
データ使い放題 | 330円 | 24時間 | 55円 / 月 |
DAZN使い放題 | 760円 | 7日間 | 127円 / 月 |
smash.使い放題 | 220円 | 24時間 | 37円 / 月 |
povo 2.0は「ギガ活」でデータをもうらうことができます。
日常のお買い物やサービス利用でデータ容量が貯まる「#ギガ活」を行っています。
主な ギガ活の内容は、
・もらう: 対象店舗でau PAYで支払うと最大1GBがもらえる。
・さがす: 街中やバーチャル空間でギガを探して、チャージできる。
・あたる: 店舗等で抽選でギガがあたる。
※ アプリ取り放題などの会員特典がある 「auスマートパスプレミアム」 も合わせてオススメです。
デュアルSIMの使い方
副回線用に契約した回線をiPhoneに追加登録する。
iPhoneに 2つ目の回線を追加します。
楽天モバイルの場合は申し込み後に、my楽天モバイルの申し込み履歴から「準備中」の履歴を選択すると、「開通手続きを行う」ボタンがあるので押します。自動的に登録が完了します。
SIMカードで申し込んだ場合は郵送されてきたSIMカードを、利用する端末の電源を切った状態で挿入して、端末の電源をいれます。
povo2.0 や楽天モバイルで eSIMを申し込んだ場合は、QRコードを入手してeSIMを登録する方法もあります。
~ プランを追加する方法 ~
iPhone の設定から
モバイル通信 ー モバイル通信プランを追加を押します。
QRコードを読み込むように指示されたらダウンロードしたQRコードを読み込みます。
副回線の登録が完了します。
※手続きを行うiPhoneでセッテを行った場合、自分自身でQRコードを読み込めませんので、お友達などに予めQRコードを撮影してももらってから登録をしてください。
主回線 と 副回線の使い方には2種類ある。
主回線と副回線の使い方には2種類の設定があります。
1つは、主回線のみを使用して、必要なときに副回線に切り替えて使う方法です。もう一つは、主回線と副回線の両方を使えるようにしておき、電話をかけるときなど、どちらの電話回線を利用するか都度選択する方法です。
利用用途に合わせて、運用方法を決めましょう。
~ 主回線と副回線 を切り替える方法 ~
iPhoneの設定 ー モバイル通信 ー モバイルデータ通信 ー 主回線か副回線を選ぶ ー 戻る で設定できます。
~ 切り替えの許可についての設定 ~
Phoneの設定 ー モバイル通信 ー モバイルデータ通信 ー モバイルデータ通信の切替を許可を、用途に合わせて ON、OFFします。
電話などを利用時に 主回線か副回線を選べるようにするには、ONにしてっください。
モバイルデータ通信の切替を許可 をOFFにすると、切り替え画面が表示されず、選んだ回線でのみ利用が可能です。
~ 電話の時に主回線、副回線を選択する方法 ~
モバイルデータ通信の切替を許可(ON)に すると
電話をかけるときに、主回線と副回線のどちらを使って
電話を利用するか選択できるようになります。
2回線目のギガ消費を抑えましょう。
2回線目はギガを消費すると通信料金が高くなるので、なるべくギガを消費しないようにしましょう。
・ 副回線を利用した場合は、主回線に切り替え直すのを忘れないようにしましょう。
・ 不要なアプリの通知はOFFにしましょう。
・ 動画などギガを消費するアプリの使用は主回線で行いましょう。
・ バックグランドで動作している処理を省データモードで節約しましょう。
~ 省データモードの設定方法 ~
設定 ー モバイル通信 ー モバイル通信プランの副回線
ー データモード ー 省データモードにします。
省データモードにすると、自動アップデートとバックグランドタスクを一時停止して、モバイルデータ消費を節約します。
まとめ
今回紹介した携帯キャリアの料金プランであれば、費用を抑えることが出来るので「デュアルSIM化」実現しやすくなっています。
メリットが多いので、iPhoneの「デュアルSIM化」をオススメしています。