
Apple シリコン(M1チップ)とは
_____も く じ
M1チップとは、アップル社が独自に開発したCPUチップの名称です。
今までは他社製を搭載していたPCの頭脳を、Apple自信が 開発してMac専用として 製品に投入しました。
この Apple製 高性能コアは、省電力のシリコンとしては世界最速のCPUコアだそうです。
M1チップを搭載したMacは、性能が 飛躍的に向上したといわれています。
単体のApple製チップとしては 最多の160億個のトランジスタが入っているそうです。
160億(オク)個 ですよ。。。
歴史をひもとくと、世界初のCPUが完成したのは 1971年12月です。 約50年前の話です。
世界初のチップは、Intel社製で 名称は 4004 でした。
調べてみたら、当時の集積されたトランジスタの数は 2300個 でした。
この50年間の間に、個数ベースで 700万倍 に増加したことになります。
巷では「M1がベンチマークで最高速をたたき出した」とか「M1に高負荷をかけても全然熱くならない」とか
M1チップの凄さを紹介する 記事 や 動画 があふれています。
驚異の集積技術が、次世代のPC環境を牽引していくと考えます。
M1チップの凄いところ
M1チップは、新macOS である Big Surと連係して威力を発揮するように設計されています。
発熱を抑え、バッテリーの持ちを極限まで追求して、次世代PCのあり方を変えようとしています。
高性能を実現するために、1枚のチップに様々な機能を集約する システムオンチップになりました。
いままでのチップは、プロセッサ、I/O、セキュリティ、メモリなど、個々にチップを用意していましたが、M1チップは、それらの機能を一枚に集約したわけです。
オンチップにしたことにより、データの書き出しスピーディーになり、やり取りが最適化されました。

M1トップの回路の細かさは半端ないです。 5ナノメートルプロセスだそうです。
世界トップクラスの 5ナノメートルですが、次世代チップは 4ナノメートル を目標に開発が続けられています。
4ナノメートル !さらに驚きです。
高性能M1チップを自社で設計、製造することは Appleにとって悲願だったのではないでしょうか。
自社のチップに最適化されたアプリを提供する事や、最高のPC環境を価格を抑えて提供することができるようになるからです。
他社製のチップに依存していたのでは、改革を起こすことが出来ないと判断したのでしょう。
Boot Camp が使えなくなる?
Boot Camp とは Mac に 付属しているユーティリティの事です。
Boot Camp を使えば、1台マックで macOS と Windows を切り替えて使うことが出来ます。
インテル製のチップを搭載している機種では、Mac Book で Windows 10 が使えて便利だったのですが、M1チップを搭載した機種では Boot Campが使えなくなるそうです。
なぜなら Boot Campは Intel ベースの Mac でのみ動作保証されているからです。
コレはかなりの痛手ですね。
今後、アップデートを重ねて M1チップ上で Windows が動くことも考えられますが。。。
完全にM1チップ化した場合の対策としては、Windows用のPCを別途購入するか、インテル版のMacを 買い置き するしかないでしょう。

最初に M1チップ を搭載した Mac 3機種
最初にM1チップを搭載したのは MacBook Air、MacBook Pro、Mac mini です。
M1チップを搭載したMacは 高速処理、省エネ、発熱量が少ないなどの特徴があります。
外見は従来モデルと同じですが、いままでとは違うPCに仕上がっています。
メインメモリーの構成が 8GB と 16GB のみで、チョット容量が少ない印象ですが、実は チップが最適されたことにより、メモリーの容量が 8GBでも快適に 動作するようになりました。
価格も 104,800円(税別)~ とても お求めやすくなっているのも魅力です。
2020 Apple MacBook Air Apple M1 Chip (13インチ, 8GB RAM, 256GB SSD) – スペースグレイ
2020 Apple MacBook Pro Apple M1 Chip (13インチPro, 8GB RAM, 256GB SSD) – スペースグレイ
2020 Apple Mac mini Apple M1 Chip (8GB RAM, 256GB SSD)
M1チップ を搭載 最新モデル
ついに「MacBook Pro 16インチ」にM1チップが搭載されました。
M1チップは Pro と MAXに進化して更に高性能になりました。


M1 Pro の性能
最大10コアのCPU 最大16コアのGPU 最大32GBのユニファイドメモリ 最大200GB/sのメモリ帯域幅
M1 Max の性能
最大10コアのCPU 最大32コアのGPU 最大64GBのユニファイドメモリ 最大400GB/sのメモリ帯域幅
更に新しいMacBook は 拡張性が進化しました。
SDXCカードリーダー、HDMI出力、Thunderbolt 4ポート、MagSafe 3ポート(高速充電)を搭載。
ハイインピーダンスヘッドフォンを検出して、自動的に調整する3.5mmヘッドフォンジャック搭載。

タッチバーが廃止になり物理キーになりました。

2021 Apple MacBook Pro (14インチ, 8コアCPUと14コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 512GB SSD) – スペースグレイ
021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 512GB SSD) – シルバー
まとめ

M1チップを学んで、知れば知るほど M1チップの 凄さがわかりました。
この流れは、まだ始まったばかりだと思っています。これから、さらに進化を続けることでしょう。
今後も、新しいデバイスに搭載が進むと思いますので、楽しみです。

